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3月8日
13:00~17:00 晴 釣果 ヤマメ1 イワナ1 トンネルを抜けるとそこは雪国だった。 ってのは聞いたことがあるが 今日は山を登っていたらいつの間にか雪国だった。 こんな状況だけども行かなきゃならない。 遅ればせながらの解禁だから。 積もった雪が足元を隠して、踏み跡もはっきりとしない。 おまけに雪と氷に足をとられて、崖をすべり落ちる始末。 心ばかりはやっても、なかなか体はついて行かない。 例年通りのことだ。 やっとたどり着いた川は、水は涸れ雪の中に埋もれている。 太陽の日差しは暖かいが、はたして川の中まで届いているのだろうか。 魚の感じはまるでしない。 3つ目の淵でようやくヤマメの姿を発見。 底にべったりと張り付いた状態から、頭上をルアーが通ったときに ちょっとだけ首をもたげてくる。 シンキングミノーを落とし込んでも、動きについて来られない。 何度も挑戦しているうちに、諦めたのかさらに深みへと潜っていってしまった。 この様子じゃスプーンの方が良さそうだ。 だけどめんどくさがってミノーをつけたまま、落ち込みへと投げる。 すぐにググッと心地よい手ごたえ。 バレるなよー、バレるなよーと、少し緊張しながらランディング。 体が赤く発色したヤマメ。 この一匹で気が楽になり、雪の川をどんどん進んでいく。 強気になってルアーもミノーのまま。 魚の反応はぽつぽつ見られる程度。 ただ一つ気になるのは反応してくるのはヤマメばかりだということ。 イワナはまったく姿を見ない。 昨年の台風はものすごい被害を与えた。 見慣れたはずの川の様子も、まるで様変わり。 ほとんどの深みは土砂に埋もれて浅くなってしまっている。 増水を水底に潜ってやり過ごすイワナは壊滅的な被害を受けたのではないだろうか。 岩屋に閉じ込められてしょんぼりしているイワナの姿を思い浮かべて、自分もしょんぼり。 日も傾いて、そろそろ解禁の釣りはおしまい。 といったところで大きなプールにたどり着いた。 先ほどから使っているスプーンを底まで沈める。 そのままちょんちょん…と軽くトゥイッチ。 急にスプーンが動かなくなった。 根がかり? いや、違う!イワナだ! 暴れる魚を興奮しながらぐいぐいと寄せてくる。 この時期にしては妙に太った泣き尺イワナ。 良かった、こんな魚が残っていた。 大好きだった神秘的な大淵も、尺イワナを見かけた流れも 今はすべて土砂の下に。 だけど魚は生きていて、山も少しずつ生命感あふれる春へと移りゆく。 色んなできごとも、これからこれから。 ヒットルアー ツインクルミュート オリエン4g
by masuturi
| 2008-03-09 20:29
| 釣行記2008
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