鱒釣日記


ルアーで鱒を釣ってしまう日々。
by masuturi
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鹿留の鱒は酸っぱいに違いない。

11月19日
Fish On!鹿留 6:30~10:30 晴
釣果 ニジマス2

ダイワの鱒釣り関係は、ここしばらくすっかり管理釣り場が主流だ。
銀色の流れは陰をひそめてしまい、プレッソの黒とオレンジがよく目立つ。

今回はそのプレッソ大会に参加してきた。
男女・親子等でペアを組み、そのペアで3匹づつ釣り、合計6匹の長寸で勝敗を争う。
一度キープした魚は取り替えることができないので、どの魚を選ぶかギャンブル性が高そう。
ギャンブルか……欲の皮つっぱると必ず失敗するな、と思って前夜は準備の一環として『銀と金』を読みかえす。
おもしれー!福本節がまわるまわる。
そして気がつけばもう真夜中。あとちょっとで出発の時間。
少しは学べよ自分。

明け方の鹿留はそれは寒く、気温は氷点下。
相方は?と見てみると、表情がない。生きてます……よね。
なにも悪いことしたわけじゃないのに、彼氏が釣り人だったと言うだけで
こんな時間にこんな場所まで連れてこられて、つくづく不憫になる。

けれども今日だけは釣れ!
なんとしても釣れ!
きっと優勝賞品は新しいリール、イグジストだろう。
だから、だからデカイのを釣るんだ。


まだ始まらないだろうと、朝ごはんを食べていたら
あれよあれよと言う間にスタート。
大物なんて急いだって釣れるもんじゃないから
珈琲も飲んでから釣り場に出発。

相方はシャッドでぽこぽこ釣ってる。
そしてちょっと大きめと見るやすぐにビクの中へ。
本人曰く『釣れれば十分だよ』。
頼む…もうちょっと欲を、欲を出してくれい!(『銀と金』効果まるでなし)

自分は渓流でもめったに使うこと無い7センチミノーで始める。
ぶんっ…とキャスト。重いから遠くまで飛ぶなぁ。
久しぶりのトゥイッチ。なんだか気持ちいい!

予想では大きなミノーを大きな魚がひったくるはずだったのに
30分経っても1時間経っても、まったくアタリなし。
そろそろ気もあせり始めた頃、猛然とルアーを追ってくる影。
40センチ以上はあるイワナがミノーに噛み付こうとしている。
しかし失敗続きで、足元まで来てしまった。
あわてて、もう一回。今度はガブリと噛み付いた。逆転するドラグ。


ええ、その瞬間確かに見えました。
来シーズン、渓流でイグジストを使っている自分の姿が。


ところが雑念があふれ出ていたのか、あっさりバレてしまった。
『う゛にゃ゛ぁぁ』まるでネコを踏んづけたかのような声が漏れる。
よ…欲の皮つっぱらせていたのがいけなかったのかな
と再びキャスト。今度もイワナ狙いで激しくトゥイッチ。
少しして50センチくらいのニジマスが怒ったように噛み付いた。


また見えました。
夏の渓でキャストをしている自分の姿が。
なんだか軽くて使いやすそうなリールと共に。


ついさっき雑念はいけないと学んだばっかなのに
あっという間に忘れている自分。
そして当然の結果として、はずれるフック。
『あ゛あ゛あ゛っっっ!』今度は踏んづけたネコに反撃されたかのような声が。

これですっかり燃え尽きてしまい
中途半端な大きさを2匹キープ(←3匹揃えずに、まだ希望を持っているところが痛々しい)。
相方はとっくに終えて、日向で釣りを楽しんでいる。



ひょいと隣を見ると、親子での参加者。
子どもは5歳くらいか。
お父さんは全身水の国で固めていて、やる気ありそう。むしろ、ありすぎそう。

そのうち父親に、ちょっと大き目の魚が掛かった。
父親のビクにはすでに3匹の魚。
見ていたら、子どもとひそひそ話しながら
子どものビクに魚を入れた。

そうしたくなる気持ちはよく分かるが、声をかけた。
『それマズイんじゃない?』
『あ!?何が!』
『だって子どもの釣った魚じゃないでしょう』
『(ビクから)出せばいいんだろ、出せば!』
逆ギレ。
しかも魚そのままだし。

これで優勝でもしちゃったらどうするんだろ。
子どもにいったい何と言うつもりなのか。

子どもの小さい今はまだ『パパってすごいだろ(いろんな意味で)』で済むのかもしれない。
だがやがて反抗期を迎えるころ、今日のこのことを覚えていたら
あの子どもはきっと父親の言うことを信じなくなる。見透かしてしまう。
それって釣り大会の順位や高級リールよりも
ずっと大切にしなければいけないものなのに。


最後の最後まで粘ったが、大物どころか普通の魚も釣れなくなり2匹のまま終了。
相方には『おまえ、やる気あんのか?』と説教される始末。

優勝の賞品はイグジストではなく、ペア大会らしくディズニーの招待券。
ちょっとほっとしたけど
これでまた説教されたあげく、今度行く約束までさせられました。


ヒットルアー マーシャルトーナメント1.2g リッジディープ70F 

by masuturi | 2005-11-19 20:22 | 釣行記2005
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