鱒釣日記


ルアーで鱒を釣ってしまう日々。
by masuturi
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スローな釣りも楽じゃない。

6月15日
真木川 6:00~10:30 雨
釣果 ヤマメ3 イワナ1

最近の渓流釣りは、すっかりミノー全盛である。
様々な種類のミノーが店頭に並び、専用ロッドも各社発売している。
どのロッドもミノーを効果的に動かすために硬く設計されているが、
小ヤマメを釣るにはあまりに大げさで大人気ない。
しかし自分もその流れに乗ってた。
なぜならミノーは釣れるし、流れを利用できて楽だし、なによりテンポがよくて面白い。

ところが今年の自分はちょと違う。
新しく柔らかロッドを購入したこともあって、なるべくスプーンを使おうと心がけている。
昔はスプーンのみで釣りをしていたにもかかわらず、
久しぶりに使ってみるとこれがまた厄介。
ミノーと違いリアクションバイトは期待薄いし、流れには弱いし、手返しも遅い。

言ってみればスローな釣り。
だけれどもスローすぎて、ミノーに慣れた体には中々使い続けられない。
こうなったら今日はもう勢いあまってスプーンしか持って行かない!


朝4時半……
初夏の夜明けはあまりに早く、鳥たちは……

いない。
っつーか暗い。真っ暗。
なんで?と思って外を見てみると、黒い梅雨の雲。それと雨。
なんとかなるかな、と思い(無理)車を走らせる。
着いたものの、雲と霧で空が見えないよ……
幸い、雨は本降りではなかったので釣りはできそう。

本来なら爽やかな新緑も、今日に限っては煩わしい。
僅かな明かりが遮られて、川に下りたら暗くてラインも結べない。
ミノーと違ってよく飛ぶスプーンは、どこに落ちたのか見失う始末。

真木川はミノー向きの川だと思っていた。
川の規模は大きくなく、砂が多いので深みは埋まりがち。
川幅と水深とのバランスがミノーにちょうどよい。
だけどもスプーンで釣りをすると
狙うポイントが微妙に変わるため、以前とは違う発見がある。
いろいろとルアーの流し方を探っているうちに、ヤマメが釣れた。
小さいけれども、ヒレは綺麗に透き通っている。
天然?
いやいや、そんな夢は見ないでおこう。

しばらく遡っていくと堰堤が。
ウホッ!いい堰堤。
と、なるところだが今日は別。
暗い水面はなんだか気味が悪い。
弁証唯物論の徒としてはオバケなんて信じてないが、
夕暮れ時や雨の日の薄暗さ、心細さはやっぱりオッカナイ。
この暗い淵に白い着物なんて浮いてたら間違いなく失禁しますね。
我慢して表層から順に探ってみると、
底のほうからググッと上がってきたのはイワナ。こいつも綺麗なヒレ。

やがて開けたところに出てみると、
いつの間にか雨が強くなっていた。
それに気づいて見直してみると、大変!川に濁りも入っている。
この先は大きな滝で通ラズになっているので、
最初に入渓したところまで戻らなければならない。
あわてて引き返すと、来る時は水面に出ていた石々が沈んでいる。
ゴルジュを泣きそうになりながら通り抜け
大岩帯を半ば転げ落ちながら、なんとか帰還。

『効率』だけを求めるならば餌で釣ればいい。
魚に見えなくもないミノーに比べて、
金属板を曲げただけのスプーンはさらに『効率』が悪いだろう。
しかしそんなスローな釣りも悪くない。悪くないどころじゃないや。


ヒットルアー ピュア3.5g バックス2.5g

by masuturi | 2005-06-15 16:28 | 釣行記2005
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