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4月27日
5:00~21:00 晴/曇 釣果 ヤマメとイワナ10匹くらい 朝早くに車を出発して、戻ってきたのは夜の9時。 往復の山登りで時間がかかったのもあるけど、明日も休みなのを良いことに 思い切り遊ぼう!ついでに岩魚でも釣っちゃおう!という気分だったのだ。 同行のくらちゃんも普段の仕事から解放されて、今日はとことんやるつもりだったので 遠慮無く山の中へ。 その思いが結実した一日となった。 事情があって今日はフェルト底の靴。 GWに合わせてあわてて買ってきた新品ぴかぴかだ。 でも久しぶりなので力の加減が分からず、ついいつもの調子で岩を踏んではズルっと滑り落ちる。 遙か足元の川まで冷や汗をかきながら、ずるずると無様にガケをずり落ちてきた。 あっという間に靴はボロボロ。 今日は一日岩盤が続くので、久しぶりのフェルト靴では先行きが不安なことこの上ない。 だけどもうこうなったら今日は久しぶりな道具ばかり並べて、徹底的に久しぶり特集にしてしまおう。 久しぶりのテレスコロッドに、久しぶりのカーディナル。そして久しぶりのナイロンライン。 朝は凍えるように寒く、魚の活性は低そう。 水に入り続けると体温が低下して体が動かなくなる恐れがあるので、なるべく水には入らない。 ちょっとした深みもへつって行くのだけど、フェルト靴だと勝手が違っていて 滑らないようにと余計な力が加わって仕方ない。 こりゃ明日は確実に筋肉痛だ。 開始して数時間。期待していたような釣果は得られないどころか、不用心に姿を現しても逃げ惑う魚も見つからない。 頼みの綱の日なたもダメ。日陰もダメ。 もう少し太陽が当たれば虫でも出てきそうなんだけど、それもなし。 とろーっとした流れが続く絶好のポイントで、ようやく釣れたのはそれほど大きくないヤマメ。 状況の悪いときに真っ先に回復するのは、小さいヤマメだと思う。 それは体が小さいから食い溜めが出来ないからなのか、それとも大型が潜んでいる間に餌を食べてしまおうという魂胆なのか分からないけれど、状況の好転するときに最初に釣れだすのは小ヤマメだ。 それならこの後は期待できるのだろうかと頑張るものの、どうもよくない。 くらちゃんも首をかしげている。 珈琲とおやつで一息ついても、釣れるのは相変わらず小さなやつばかり。 それでもけっして嫌になるなんてことはなくて、今年初の本格的な渓流で 岩を登ったり滝を巻いたりと、ぞんぶんに体を動かすことを楽しんだ。 前回の丹沢はもう山が緑に包まれていた。 だけどここはまだ寂しい光景。 それだけ寒いということなんだろうけど。 最後に納得いくヤマメを釣ったところでおしまい。 くらちゃんも泣き尺のイワナをちょうど釣ったところだし、そろそろ変えることを考えよう。 だって日没まであと一時間。 下草が生えていないのをいいことに、薄闇が迫る中でも踏み跡をみつけられるだろうと ぎりぎりまで釣りをした。 『釣れなくても楽しかった』 こんなことを言う釣り人は、釣り人としては好きじゃない。 もう釣りたくて釣りたくて、魚が釣りたくて顔を真っ赤にしているような釣り人の方が正直で信用できる。 そんな言い訳を用意してるから釣れないんだよ、とさえ思う。 でも今日は思う。 大きいのが釣れなくても、両手で数えるほどしか釣れなくても 汗と泥にまみれて川を遡って行く休日は、なんて楽しいんだろうって。 (下山に3時間はかかることに、まだ気が付いていない) ヒットルアー くらちゃんミノー Reconquista
by masuturi
| 2013-05-12 23:37
| 釣行記2013
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