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10月10日
6:30~18:00 晴/曇 釣果 ボウズ! 2011年は激動の一年だった。 中東のジャスミン革命から始まり、3月の震災、一時代を築いた権力者達の死。さらには放射能に対して繰り広げられる、20年前の社会主義国以下の対応。 いずれ(いずれ、があるとして)振り返ってみたときに、あの年は凄かったと言える2011年も もうまもなく終わろうとしている。 そのちょっと前に2011年の渓流釣りも終わりを迎えた。 渓流の終わりと言うと9月を思い浮かべるのが普通だが、温暖な神奈川・静岡では10月まで釣りができるのである。 heppoko-anglerさんと、その師匠を誘って秋の訪れた丹沢へと 最終釣行に向かった。 10月に入った山の朝の空気は冷たく、ウェーダーを持ってこなかったことをちょっと後悔する。 だけど今日は山道を歩いて、岩をよじ登っての山岳渓流。 『自信がないです…』という二人を、いやなんとかなるでしょ、だって力尽きたら帰ってこられないんだからと無責任に励まして出発。 しかしいざ向かってみると台風の影響が後を引いていて、沢は増水で流れがキツイ。斜面は泥でグズグズ。おまけにヒルだけは寒くても元気いっぱいと、いつにもまして厳しい状況。 いかにも丹沢。 歩いて入る上流部では釣り人の姿を見かけないことだけが幸いかな。 久しぶりにやってきた丹沢は、あれ?こんなに落差があったっけ?と思わず首をかしげるくらいの流れで ちょっと心配になったけど、二人ともいとも簡単に上流へ進んでいく。 岩陰のポイントへぴたっとルアーを落としていく。 heppoko-anglerの自称はどこへやら。 いい意味で予想を裏切ってくれる。 一方、今日の自分は情けない。 masuturiとか名乗っておきながら、鱒を釣れないだけじゃーない。 偏光グラスを忘れて水の中はよく見えない。 寒いからコーヒーで体を温めようと思ったらカップを忘れて、鍋ですする始末。 おまけに途中でリールがぶっ壊れた。 突然ラインが巻き取れなくなったので、あわてて確認すると ベールを支える金属がぽっきりと折れてしまっている。それもなぜか一番太いところ。 今日はリールをぶつけていないので、疲労がたまっていたのか。 幸か不幸かラインローラーだけは残っていてくれたので、うまくやればラインは巻くことができる。 ①投げる ↓ ②ラインをつまんで、ラインローラーに引っかける ↓ ③巻く しかしこの②番を手早く行わないと、ルアーがどんどん流されていってしまう。 なんだけど、焦れば焦るほどラインがうまく引っかからなくて、結局流れの緩いポイントにしかルアーを投げることができない。 なかなか釣れなかったけれど、深くてそれでいて流れが緩いという理想的な滝壺で この日初めてのチェイス。秋の丹沢はボウズ覚悟で臨んではいるのだが、釣れなきゃやっぱり寂しいし、釣れればそれはなによりも嬉しい。 ルアーを追いかけてくる真っ黒な魚影に興奮して、まさか…まさかの早アワセ!! ピッと水をはじいて、ルアーだけが手元に飛んでくる。 ああ~、これで今年は終わった!!という感じ。 うん、実際この後も何もない。 納得いかなくて、師匠に壊れていないタックルを借りてまでムキになって釣りしたけど、やっぱり現実は厳しい。 一緒に行った二人がイワナばかりじゃなくて、秋の色をまとった美しいヤマメまで釣ってくれたのがせめてもの救いかしらん。 魚が一匹も釣れなかろうが何だろうが、大の大人を12時間も山の中を彷徨わせるだけの魅力が ここにはつまっている。 『絆』なんて世迷い言が飛び交っているうちは、きっと来年もそれほど良い年にはならないだろう。 だからこそ人生を適度に潤しながら、自分自身の力で進んで行かなけりゃならない。 向かい風が吹いていたとしても、帆船は進んでいけるのだ。
by masuturi
| 2011-12-22 22:36
| 釣行記2011
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