鱒釣日記


ルアーで鱒を釣ってしまう日々。
by masuturi
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マボロシの大岩魚。

4月16日
北秋川 5:30~8:00 曇
釣果 ヤマメ5 

何気ない落ち込みに小さなミノーをぽんっと放った。
その瞬間深い水底から銀色の影が浮かび上がってくる。
残念!
流れに押されて軽いミノーは下流に流されていった。

気づかれないように遠くから上流に回り込み、
今度は流されないようにダウンで泳がす。
着水。トゥイッチ。
ゴポン!という水しぶきと共にミノーは姿を消した。

魚は必死で岩陰に潜り込もうとしており、
ロッドの曲がり具合はまるで満月だ。
やっとの思いで落ち込みから魚を引き離すと魚体が確認できた。

最初はニジマスだと思った。
だって大きすぎたから。

白い斑点に白いヒレ。
よくよく見てみるとそれはイワナだった。

そのあとのことはよく覚えていない。
気づいたら下流のプールに魚を誘導していた。
偏光グラス越しに見えるそのイワナは
尺は優に超えている。40もいくつか超えているだろう。

困った。
この川は自分が知るなかでも有数の『大物が釣れない川』である。
都心から近い上に、体長制限は驚きの12センチ。
魚は大きく育つ前に根こそぎ持って帰られてしまう。
そのような川での釣りだから、当然ネットなど持って来ていない。

どうするか?
もう疲れてはいるようだ?
とりあえず引きを楽しんでいよう。
取り込むこともせずに、そのまま現状維持を決め込んだその刹那
イワナはどこに残っていたのか、最後の力を振り絞って頭を激しく振った。
あっけなく。
あまりにあっけなく針は外れた。
イワナはしばらくポカンとした顔をしていたが
ゆっくりと落ち込みに帰っていった。

お互い顔を忘れたころに、また来よう。
それまで誰にも釣られることなく
この岩陰で待っていてほしい。


ヒットルアー チップミノー4S ツインクル45SD

by masuturi | 2005-04-16 22:49 | 釣行記2005
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