鱒釣日記


ルアーで鱒を釣ってしまう日々。
by masuturi
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続・夏山へ。

7月29日
内河内川 5:00~16:00 晴/雨
釣果 ヤマメ5 イワナ15


復旧工事の車は一晩中出入りを繰り返しており(ごくろうさまです)
翌朝になってもガードは堅い。
ヤマトイワナって一度でいいからお目にかかりたかったけれど、今回は諦めよう。

昨日に引き続いて、林道沿いになっている別の川へ。
車中泊で重い体を引きずるように歩いていく。
しかし、この林道があるとないとでは気持ちの上で余裕の持ち方がまったく違ってくるのだから、贅沢は言ってられない。
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しばらく歩いた最初の橋から入渓。
ダム工事の影響か、水はうっすら白濁り。
だけど、大石下の落ち込みを狙うと、早くもイワナの追跡。
『もも、もしかしてヤマ…』と、実に心臓に悪い。
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釣れたのは見事なまでに純粋なニッコウイワナ。
そりゃこんな下流にヤマトイワナがいるわけないと、頭では分かっているものの
もしかしてという気持ちは抑えきれない。
イワナが釣れるたびにドキドキする。
だけど、ムダに疲れて精神的によくない。
なんだか釣れた魚よりも他のことに気が回ってて楽しくない。

せっかくの夏山だ。
くどくどと考えていないで、思い切り水と魚を楽しもう。

c0062039_313637.jpg気持ちを切り替えるためにもひとまず休憩。
湧き水があったので
南アルプスの天然水を無駄使いしてやろう。

川で食べると、ただのインスタントラーメンもご馳走。
こればかりは、いくら高級中華に外車で乗り付けても
決して食べることのできない味なのである(たぶん)。
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増水によって、普段釣れるであろうポイントとは別の場所からイワナが出てくる。
比較的流れのゆるいところからはイワナ。
ヤマメは一足早く、流れの中に復帰しているようだ。

やがて川にある石の一つ一つが大きくなり連爆帯が始まる。
自分の身長よりも高い石を、両手両足を使ってやっきになってよじ登る。
その先にはさらに高い石。
その石も越えると、さらに上から水は落ち込み
目の前には青い淵が広がっている。
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次々にイワナが追いかけてくるが、取り込めるのは中型まで。
いったん激しく複雑な流れに乗られてしまうと、尺クラスは引き寄せられない。
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比較的ひらけた場所で釣ることができた28センチ。
今回はこれが最大。
顔は幼さが残るけど、この勾配で鍛えられた引きはサイズ以上に強い。

川を流されながらも右に左にと渡り
いくつもの滝を夢中で高巻く。
ふっと我に返って上を見上げると、まだまだ遙か先まで大石が連なっている。
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実際に遡行しているときは夢中になってしまって、写真を撮ることなんてどこへやら。
一息ついたときに思い出したように撮影。
ホントはもっとずっと厳しい。

だんだん釣りよりも、川を遡っていくことが楽しくなってしまい
この先はどうなっているのか?
あの石の上はなにがあるのか?
勢いよく登っていく。
ひょいひょいとリズム良く歩いていくと、おっと流木。
踏んづけて乗り越えてやるぜ!

ぎゃー!!
流木と思ったら鹿の死体だった。
ぎりぎりで気がついたけど
水にふやけた鹿の色合いは、流木に実にそっくり。
釣り人のみなさん、お気をつけあれ。


小さなダムまでやって来た。
もう足も上がらないし、さっき大物もバラした。
そろそろ現実に帰る頃合だ。
さぁ、梅雨明けの暑い東京が待っている。


ヒットルアー  mogミノー D-コンタクト アレキサンドラ50S 
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by masuturi | 2006-07-31 21:12 | 釣行記2006

夏山へ。

7月28日
早川支流 14:00~16:00 曇
釣果 ヤマメ5 


ほいと代休がとれたので、南アルプスに向かう。
まだ夜の明けきらないうちに、車に荷物を積み込む。
前日の仕事が長引いて出発は予定よりも3時間は遅れている。
荷物は多く、気ばかりがあせる。
ようやくエンジンをかけると、スピーカーからハイロウズの『千年メダル』が流れ出した。
コレを聞くと、生きて帰らなきゃという気持ちになるなぁ。
自分も千年くらいは生きていたいから
安全運転、安全釣行でいこう。

若者であふれていた河口湖を過ぎ、本栖湖ではボートの練習風景。
峠を越えるとぐっと人影は減り、早川沿いに着く頃には砂利運搬のダンプだけが目に付く。
早川の本流は激しい土砂濁り。
げげ、と不安になるが途中で橋を渡った支流筋はどこも清らかな水が流れていたので一安心。
一路、奈良田を目指す。


ようやく奈良田に到着。
ここからはバスに乗り換えて上流域を目指すぞ!と思ったら
なんと連日の大雨によって林道が崩れたので通行止め。バスも運休。
がーん。

林道の入り口には物々しくゲートがおりていて、警備員が見張っている。
『歩いて行ったらダメですか?』
当然ダメ。
『僕がんばって歩きますから!』と訴えるも
危ないからと帰された(そりゃそうか)。


仕方がないので目に付いた沢を登っていくことにする。
もしかしたらこの先にヤマトイワナなんているかしらん。

だけども考えは甘かった。
藪がすごくて前進は遅々として進まない。
体中汗だくで、すり傷だらけ。
1時間あまり悪戦苦闘した先には、10mほどの滝が待っていた。
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右側から巻いて行けそうな気もするけど……ここで車の中で聞いた『千年メダル』をふと思い出す。
生きて帰りたいから、今日はやめとこ。
それにヤマトイワナなんてホントにいるのか分からないし、と悔しさいっぱいで思い込む。
あれ、きっと釣り人が創りあげた架空の生き物だぜ。
食べたらすっぱいにちがいないぜ!

沢は登るよりも下る方がずっと難しい。
こんなとこどうやって登ってきたんだろう、という斜面を泣きそうになりながら下る。下らねばならない。
ブランドイメージに弱い自分としては、南アルプスという名前だけで『険しい!!』と飲まれてしまう。
斜面がさらに角度を増したような気がした。


その後人間界に戻ってきたが、まだだいぶ時間があるので
適当な支流で釣りをすることにする。
去年見たときの3倍くらいの水量。
この中を遡行するのは困難だ。
さっきの恐ろしさもまだ消えていないので、林道が沿っている川を選ぶ。
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岩盤のわきや大石の裏。
水勢の弱いところばかりを狙って、ぽんぽーん!とヤマメが数匹。
あれ?ここってアマゴ圏じゃないの?
アマゴって釣ってみたいなぁ。


翌日、まだ暗いうちならば警備の目もゆるむだろうと
駐車場で夜を明かしていたら、いきなりの職務質問。
キミ、なにやってるの?上に行こうとしてない?

げ!バレてる。


ヒットルアー  D-コンタクト ニアキス
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by masuturi | 2006-07-31 02:01 | 釣行記2006

海の日だけど山に行く。

7月16日
神ノ川 9:30~18:30 晴/雨
釣果 イワナ10


友達の結婚式に出席する彼女を素早く送り届ける。
両目から迸る『アタシも結婚したい光線』を優雅にかわして、川に。
冗談じゃない。
昨日の雨で川の様子が変わっているはず。
イワナも動き出しているはず。
コッチだって手から光線が出るくらい忙しいのだ。


神ノ川はほとんどが砂礫に埋もれ、その流れは浅く、速い。
隠れ場所がないので、イワナはまるでヤマメのように、流れの中に入っている。
しかしその分ヒレが大きく育ち、引きもヤマメのようにグイグイと強く激しい。
イワナのくせに、けしからんのである。

そんな川だから通常のミノーでは通用しない。
シンキングミノーのお腹に、さらに板重りを追加。
その姿は、まるで敵陣に突撃するヨロイをまとった騎士のようだ。

ルアーがそうなると、ウエダの柔らかロッドでは扱いにくくなってしまう。
しかし今日はこの竿で行こう。
先日mogさんにいただいた、mogミノーをどうしても使ってみたいのである。
軽量なバルサミノーには、この竿の相性がいい。
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砂地にくっきりとついた足跡が
先行者の存在を雄弁に語ってくれる。
いかにも!という大場所からは魚は出てこない。
びっくりするような浅瀬。
小さな石裏のポケット。
mogさんの丹念にポイントを探る釣り方を思い出しながら
それを真似して釣りあがっていく。
小さくても力強いイワナが追いかけてくる。
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いくつ目かの堰堤の下で大きなアタリ。
轟々と流れ落ちる水の下に潜りこんでしまい中々出てこない。
ピンと張ったラインの先から、ブルブルと震える信号を送ってくれているが
水流の激しさにふと不安になる。
せめてmogミノーだけでも無事に戻ってきてくれよ。

やがて力尽きた魚体は水に押し負けて流されてきた。
ひょろりと長い尺イワナ。
口元には輝くmogミノー。
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ふっと花の匂いがただよう。
そんなときは見上げると、崖の途中に山百合。
うだるような下界とは無縁の
山の夏はこれからが盛りだ。


ヒットルアー  mogミノー D-コンタクト 
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by masuturi | 2006-07-17 22:13 | 釣行記2006

小天狗、山中で大天狗に出会う。

7月8日
山梨の川 6:00~18:00 晴
釣果 ヤマメ7 イワナ7


川に降り立ち、釣りの準備を始める。
いつものことだが、この時間はなかなかにもどかしい。
大急ぎでラインを結んで、隣にいるmogさんのタックルをひょいと見る。
柔らかく長めのロッドに、リールにはPEライン。
その先には自作ミノーが銀色に輝いている。
一目見ただけでも、曲者の香りがぷんぷんとする。

そしてその予感は
釣りを始めてすぐに現実のものとなる。
キャストがすごい。
自分だったら何度も投げて、その度に少しずつ距離を測るぎりぎりのポイント。
結局どうしても投げ込めずに、最後は岩にぶつけて、その反動でぽとりと落とす。
そんなところにも平然と投げ込む。
しかも見ていると失敗がまるでない。
TABOさんは自分のキャストを針の穴を通すようだと評してくれたが、とんでもない。
mogさんと比べてしまうと、せいぜい車の車庫入れだ。それも軽。

誰もいない渓流で、他の釣り人と出会うことなく
いつの間にか高くなっていた天狗っ鼻を、へし折られてしまった。
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それだけのキャスティング技術があるのに、ポイントには身を伏せそっと近づく。
見落としてしまいそうな小場所も、丁寧に探っていく。
それを感心しながら、ただ眺める。
つくづく魚じゃなくて良かった。


まぁ、いつものようにへろーっと投げて
それでも釣れてしまうイワナには、それこそいくら感謝してもしきれないのである。
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入渓点を間違え、崖の中を汗だくになって登ったり下ったり。
うっそうと茂る木々の奥までは風も吹いてこない。
すっかり疲れ果てて、林道を帰る。

釣りの帰り道ってのは、大抵が薄っすらとした後悔と共にあるものだが
たくさんの収穫があった日は足どりも軽い。
おまけにお土産までいただいてしまった。
mogさん、オリジナルのミノー。
背中の微妙なうぐい色が実に素敵。
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午後からは場所を移して釣ってみた。
竿先には、もちろんmogミノー。
だいぶ減水しており厳しい状況だったが、ヤマメが数匹。
ぬめぬめと動くミノーに惑わされていた。


ヒットルアー  mogミノー アレキサンドラ50S チップミノー4S
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by masuturi | 2006-07-11 00:12 | 釣行記2006