鱒釣日記


ルアーで鱒を釣ってしまう日々。
by masuturi
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

雲の中でのイワナ釣り。

5月14日
神ノ川 11:00~18:00 曇
釣果 イワナ6

雨がやんだら釣りに行こう。
それもイワナを釣りに行こう。
降りそぼる雨を眺めながら、昨日の仕事はそんなことばかり考えていた。

今朝は早くに目が覚める。
窓の外を確認すると雨はもう上がっているようだ。
すぐにでも釣りに行きたいけれど、まだ出かけない。
川の水はまだ落ち着いていないはず…。
まだまだ出かけない。
今頃は餌師が大勢乗り込んでいるだろう…。
まだまだ…。
まだ…ま……。
……。

しまった!二度寝だよ!
あわてて車を走らせる。
ゴールデンウイークも終わった道志みちは、車もほとんど走っていなくて快適。
c0062039_2262542.jpg

雨上がりの山は花の匂いに満ちている。藤の花は今が見ごろ。
車止めゲートからの同行者は孫右衛門滝を見に来たおじいさん。
滝の話を聞きながらの山道。


山を登っていくうちにみるみる雲が近づいてきた。
ところで『西遊記』の作者は、長安だか洛陽だか分からんけど
きっと都会から出たことないんだろう。
一度でも雲を間近で見ると、まさかその上に乗れるんじゃないかなんて発想は出てこない。
そんなことを考えていたら、いつしか雲の中に入り込んでいた。

川の水は少しだけ増えている。
濁りもなく、なんだか良さそうな予感がする。
c0062039_22391840.jpg

すでに人が入った後なのでイワナの警戒心は戻ってしまったようだ。
ぽつぽつと釣れてはくるものの、なかなかサイズは上がらない。

堰堤を越えるために、慎重にガレ場を登っていく。
雨上がりのガレ場はおっかない。一歩一歩、確かめながら。
小石大石いろいろ混じったガレ場は丹沢の象徴か。

堰堤を越えると、川原で準備をしている二人のテンカラ師の姿。
ここから先は行ったことがない区間なので、退渓できる場所があるのか聞いてみた。
『ずーっと上まで出るとこないから、戻った方がいいよ!俺達は暗くなるまで釣るからさ。6時まで!6時まで釣るからいいけど、戻りなよ』
そのギラギラした目に大きくウソって書いてあるんだけど。

『それじゃ先行くから』と言うもんだから、お菓子を食べながら小休止。
二人組の様子を見ていると、最初のポイントからすぐに釣り始めた。
故意ではないと言え、頭ハネをやっちゃってくれてるんだから
もっと上流から釣るものだろ……と、しばらく眺めているうちに疲れも取れたので釣りを再開。
ところがテンカラの遡行の遅いこと遅いこと。
あっという間に追いついてしまった。
『先、行きますね』と大人気ない態度を取って追い抜き返す。
渓流レースだ。


堰堤をふたつ飛ばして川に降りる。
すぐに次の堰堤。
その下の深みにルアーを投げ入れた1投目。
ずんっと突然重くなり、そのままの重さを保ったままジリジリと引き込まれる。
ざばっざばっと水を掻き分ける大きな尾。
これこれ!これだよ!これを釣りに来たんだよ!
c0062039_23391614.jpg

35センチという大きさに似合わない優しげな表情の雌のニッコウイワナ。
グラマラスなボディにオレンジ色の斑点がとても鮮やか!
一目見ただけで、いろいろあったことを全て吹き飛ばす。

帰り道の長い林道もあっという間だった。


ヒットルアー チップミノー4S D-コンタクト 
[PR]

by masuturi | 2006-05-14 23:54 | 釣行記2006
<< 岩魚日和。 再出発。 >>