鱒釣日記


ルアーで鱒を釣ってしまう日々。
by masuturi
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雲の中でのイワナ釣り。

5月14日
神ノ川 11:00~18:00 曇
釣果 イワナ6

雨がやんだら釣りに行こう。
それもイワナを釣りに行こう。
降りそぼる雨を眺めながら、昨日の仕事はそんなことばかり考えていた。

今朝は早くに目が覚める。
窓の外を確認すると雨はもう上がっているようだ。
すぐにでも釣りに行きたいけれど、まだ出かけない。
川の水はまだ落ち着いていないはず…。
まだまだ出かけない。
今頃は餌師が大勢乗り込んでいるだろう…。
まだまだ…。
まだ…ま……。
……。

しまった!二度寝だよ!
あわてて車を走らせる。
ゴールデンウイークも終わった道志みちは、車もほとんど走っていなくて快適。
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雨上がりの山は花の匂いに満ちている。藤の花は今が見ごろ。
車止めゲートからの同行者は孫右衛門滝を見に来たおじいさん。
滝の話を聞きながらの山道。


山を登っていくうちにみるみる雲が近づいてきた。
ところで『西遊記』の作者は、長安だか洛陽だか分からんけど
きっと都会から出たことないんだろう。
一度でも雲を間近で見ると、まさかその上に乗れるんじゃないかなんて発想は出てこない。
そんなことを考えていたら、いつしか雲の中に入り込んでいた。

川の水は少しだけ増えている。
濁りもなく、なんだか良さそうな予感がする。
c0062039_22391840.jpg

すでに人が入った後なのでイワナの警戒心は戻ってしまったようだ。
ぽつぽつと釣れてはくるものの、なかなかサイズは上がらない。

堰堤を越えるために、慎重にガレ場を登っていく。
雨上がりのガレ場はおっかない。一歩一歩、確かめながら。
小石大石いろいろ混じったガレ場は丹沢の象徴か。

堰堤を越えると、川原で準備をしている二人のテンカラ師の姿。
ここから先は行ったことがない区間なので、退渓できる場所があるのか聞いてみた。
『ずーっと上まで出るとこないから、戻った方がいいよ!俺達は暗くなるまで釣るからさ。6時まで!6時まで釣るからいいけど、戻りなよ』
そのギラギラした目に大きくウソって書いてあるんだけど。

『それじゃ先行くから』と言うもんだから、お菓子を食べながら小休止。
二人組の様子を見ていると、最初のポイントからすぐに釣り始めた。
故意ではないと言え、頭ハネをやっちゃってくれてるんだから
もっと上流から釣るものだろ……と、しばらく眺めているうちに疲れも取れたので釣りを再開。
ところがテンカラの遡行の遅いこと遅いこと。
あっという間に追いついてしまった。
『先、行きますね』と大人気ない態度を取って追い抜き返す。
渓流レースだ。


堰堤をふたつ飛ばして川に降りる。
すぐに次の堰堤。
その下の深みにルアーを投げ入れた1投目。
ずんっと突然重くなり、そのままの重さを保ったままジリジリと引き込まれる。
ざばっざばっと水を掻き分ける大きな尾。
これこれ!これだよ!これを釣りに来たんだよ!
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35センチという大きさに似合わない優しげな表情の雌のニッコウイワナ。
グラマラスなボディにオレンジ色の斑点がとても鮮やか!
一目見ただけで、いろいろあったことを全て吹き飛ばす。

帰り道の長い林道もあっという間だった。


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by masuturi | 2006-05-14 23:54 | 釣行記2006 | Comments(16)
Commented by TABO at 2006-05-15 10:58 x
masuturiさん、こんにちは。またまた尺オーバーですか!しかも、ぽつぽつと釣った後の締めに35センチ。たまりませんね!

Commented by at 2006-05-15 12:29 x
こんばんわヨコハマの☆です。

すっげー!こんなイワナ西丹沢では見たこと無いです。
さらっと釣ってしまうmasuturiさんは凄いです。

☆は、イワナ釣り得意ではないので感心します。
Commented by taki at 2006-05-15 18:15 x
でもさぁ、、、、、前回の気持ちが吹っ切れて、それが一番良かったですよねー。
いい型です。
あそこの林道は10年くらい前まで頻繁に行ってました。
魚はいるのかなー、と気にしてましたが、上に岩がたくさんあって恐かったのを記憶しています。
なつかしいなぁ、あの辺はいろんな思い出があります・・。
Commented by mog at 2006-05-15 19:36 x
masuturiさん、スランプ脱出ですね。
それにしても、お見事。
次の休みが待ち遠しいんじゃないですか?


Commented by マスツリ at 2006-05-15 20:09 x
TABOさん。
終わりよければすべて良し。
最後にその日の思い出に大輪の花を添えて貰いました。
しかもかなりの美人イワナ。長谷川京子?
Commented by マスツリ at 2006-05-15 20:19 x
☆さん。
イワナは好奇心旺盛でどん欲でルアーへの反応はものすごいものがあります。なのでひょろーっと出かけて、さらーっと釣られてしまいます(カワイイ)。
そのくせ釣り上げられてもぽけーっとしているの。カワイイ!
本流の底波に潜む大物とはまた違った魅力がありますね……と、言うかそんな魚ほかにいないような気がします。
Commented by マスツリ at 2006-05-15 20:24 x
takiさん。
今でも石はごろごろしてますね。
雨の後は林道の上に、その石がさらに増えている(恐い!)。
あと十年くらいしたら全部無くなっちゃいそう。

takiさんの昔の思い出……遠い噂に聞く、合同ハイクとかでしょうか?時代が違う!?
Commented by マスツリ at 2006-05-15 20:29 x
実はmogさんの釣行記を拝見して、自分もひたすら釣りしたくなって出かけたのですよ。その割にはずいぶんのんびりした出発だったけど。
神ノ川は歩く距離が長いので、これでもお腹いっぱいになりました。

なんて書いているだけでも休みが待ち遠しく…。
しかしいっそう川は遠く……。
Commented by taki at 2006-05-15 22:04 x
>合同ハイクとかでしょうか?

苦笑;

先日、高校生のうちの子が合同ハイクしてきました。
・・・時代は繰り返します・・・・今は合ハイがナウい!
Commented by 裏川探検隊 at 2006-05-15 22:51 x
素晴らしいイワナですね!私もこの間初めてイワナを釣る事が出来たんですが、まだまだイワナに関しては若輩者です。でも魅入られてしまいそうです。

Commented by みや at 2006-05-16 23:45 x
二度寝の後でも尺ウネウネとは、やりますなぁ!
テンカラさん達のギラギラも、尺レベルですね(笑)
Commented by masuturi at 2006-05-17 02:23
takiさん。
そっかー、合ハイって略すんだ。
流石にOBの言葉は重みが違いますね(現役?)。
こうなったら我々もまだまだ高校生に負けてられないですぞ。
Commented by masuturi at 2006-05-17 02:27
裏川探検隊さん。
初イワナおめでとうございます!
イワナには神経質なヤマメと違って
どこかとぼけた、癒し系の魅力があります。
雨上がりにまた狙いに行ってみてください。
Commented by masuturi at 2006-05-17 02:35
みやさん。
顔に書いてあるという言葉の意味を初めて知った気がしました(笑)。
その後イワナの撮影会を行っていたら、すぐ隣にやってきて釣りだされたのは絶句。カンツリじゃないのに。
すげー上等な方々でした。
Commented by JIMO at 2006-05-17 21:41 x
 >すげー上等な方々
笑わせていただきました。普通カンツリでもやらないでしょ。
そんなに、はっちゃき(必死)こかなくても遊びなんだからねえ。(笑)
Commented by masuturi at 2006-05-18 10:22
はは……お互いカチンときていたんでしょう(笑)。
堰堤の下でしぶきに濡れながら、無言で寄り添いあいました。
こう書くとなんかロマンティックが止まらないですね。
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