鱒釣日記


ルアーで鱒を釣ってしまう日々。
by masuturi
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尺岩魚の日。

5月5日 
5:30~18:30  晴
釣果 イワナ3匹
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楽しみにしていたゴールデンウイークももう終わり。
気が付けばあっという間に過ぎ去っていった。

だけどこのまま終わるのも寂しいので、小さな冒険に旅立つ。
3年という月日を巡る冒険だ。



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相模の釣師さんと初めて釣りに行ったのがちょうど3年前のこと。
そのときと同じ沢へ行くことにした。

以前よりちょっとだけ足取りが重くなった二人が山道を歩いて行く。
山の中にもかかわらずゴミが目立つ。
沢屋が持ち込んだまま放置している、大きなブルーシートまである。
キャッチ&クリーンで拾いに来ようかな。
そんな風にきょろきょろしていると気が付いたのだが、どうやら足取りが重くなっているのは自分一人だけのようだ。冬の間も登山でトレーニングを欠かさなかった相模の釣師さんは、気を抜くとスグに自分を引き離していく。
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沢に降り立ち、釣りを始めてからも新たな発見が。
相模の釣師さんの釣りが変わったように見える。ポイントへの近づき方やルアーのキャストなど、細かいところが3年前よりもさらに繊細になっている。
沢での足運びも余裕を持って進めていて、安定感にあふれている。(おれ偉そうですネ…)
男子は3日会わないと成長するものだと言うが、中年男子だってなかなかどうして。
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だけどこの日は魚の機嫌が悪くて一向に釣れない。
寒かった早朝も過ぎて、ようやく暖かくなってきたが
それでもまだ釣れない。
丹沢ではこんな日は珍しくないし、しかも今日は連休の終盤。
半ば諦めつつもキャストを繰り返しながら惰性で遡って行く。

それでも滝壺までくると、さすがに釣りも慎重になる。
ちょっと下流の岩陰でようやく大きな魚影がルアーを追ってきたばかりなので、期待は高まるばかり。
渕尻の浅いところを大切にしたいので、少し遠くからルアーを投げる。
白泡から出てきたミノーの後ろに巨大な影が迫っていることに気が付いたのは、その時だ。
背びれの出る浅さまでルアーを追ってきたけど、そのときは食いつかずに再び滝壺の深みへと戻っていく。
呼吸を落ち着け、ゆっくり数を10まで数よう。素数でもいいか。

相模の釣師さんに大物がいることを伝えてから2投目。
岩魚であることは確認できているので、ルアーはあまり移動させず沈めてちょこちょこ動かす。
ずしっと重い当たりが来た!
すぐにさっきのやつだと直感する。
竿を曲げて逃げ惑うものの、狭い滝壺には隠れる岩もなくて浅瀬に寄せることができた。
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大きな頭と、太い体。いい岩魚!
まだ一匹しか釣れてないけど、こういうのが一匹でも釣れると気分は晴れ晴れとして、周囲の景色も全く違うものに見えてくる。

気分よくなったので、ちょっと休憩でもしよう。
お菓子を食べながらお互いの近況を話し合って……何の気為しに足元にひょいとルアーを泳がせた。
水面を泳ぐルアーに向かって、流れの中から巨大な口が飛び出してきた。
岩魚だ!
それも大きい!!
ここから急に本気になる。さっきまで座ったままだったのに、今さら岩陰に身も隠す。
何度かの挑戦の後、釣り上げられたのは本日二匹目の尺岩魚。
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このまま帰ったら尺岩魚率100%だぜ、と思いながら
でもこんな日はもっと釣れるかも…と皮算用に精を出す。
結局欲望が押し勝ち、そのまま沢を詰めることにした。
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状況は好転したかと思ったのだが、見通しは甘かったようで
カワイイサイズが数匹釣れただけで、相変わらず厳しい釣りが続く。
水量も落ち、傾斜は増し。
周囲は一面のガレになり、傾斜と相まって風が吹いただけでも大変なことになりそうな気がして
嫌な汗がにじんでくる。
相模の釣師さんに先頭を譲って、もうちょっとだけ釣りしよう。
二人いれば万が一のときも対応できる(かも)。

広大なガレ場を抜けて渓相が戻ってきた。
相模の釣師さんの動きが慎重になる。
こんな流れに魚がいたのかな?と後ろから見ていると、突然ジジィーーーッとリールが逆転した。
右に左に激しく抵抗するのは、今までの疲れを吹き飛ばす見事な岩魚だった。
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ルアーを一呑みにする大きな顎に、体にまとった分厚い粘膜。
しかも同じような岩魚がもう一匹いて、二匹でルアーを追ってきたらしい。
下流で釣った岩魚は彼らの子孫なのかな。
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何年も生き、生涯に何度も産卵を経験するという岩魚。
このまま静かに時を過ごし、3年後にちょっとだけ成長した釣り人に
もう一度再会の機会をください。


ヒットルアー  Reconquista
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by masuturi | 2013-05-27 08:33 | 釣行記2013
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